第23回総会のお知らせ

■日時:2015年3月15日(日)13:00~19:00

■場所:グランフロント大阪ナレッジキャピタル・カフェラボ
 住所:〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町3-1 ナレッジキャピタル1F
 電話:06-6372-6441
 Web:http://kc-i.jp/facilities/thelab/cafelab/
 会場アクセス情報:http://kc-i.jp/access/

■プログラム(詳細は変更される場合もあります。)

13:00-13:30 JAPAN SKEPTICS総会

13:30-15:30 公開講演「STAP細胞から科学の問題を考える」

①「独創力と研究倫理・・・『学力』から考える再発防止」伊東乾(東京大学大学院教授)

2014年に発生した理化学研究所のSTAP細胞事件は研究現場の腐敗から学位論文審査まで、高等学術に内在する問題の所在を露呈するものとなった。再発防止が検討されているが、形式的なチェックや罰則の列挙に留まり易い。不正の根底には基礎学力、創造的研究能力の不足、そして気概ないしプライドの不在といった別の面が存在する。学力ないし適性の観点からあるべき方向を考える。

②「過去の事例から学ぶ研究不正」片瀬久美子(サイエンスライター)

過去に起きた研究不正事件について調べることは、同様な過ちを避けるための参考になり、研究不正を防止する対策を考えて行く上で役に立ちます。様々な研究不正事件の背景を調べていくと、共通した特徴が見えてきます。研究活動は人間が行っており、心理的な弱点が不正行為の実行と、それらの発覚を難くする要因ともなっています。日本や海外で起きた代表的な研究不正事件を例として、それぞれの特徴と共通点などから、研究不正について考察します。

③「ネットにおける研究不正発覚史」田中嘉津夫(岐阜大学教授・当会運営委員)

最近の多くの研究不正はネットにおいて指摘、発覚、議論されている。日本で起きた主な不正事件の内容、興味深さ、ネットでの議論、今後の科学研究への影響について一研究者の立場から述べる。

15:45-17:00 パネルディスカッション

伊東乾・片瀬久美子・田中嘉津夫・松田卓也(神戸大学名誉教授・当会会長)・高橋昌一郎(國學院大學教授・当会副会長、司会)

17:00-19:00 懇親会 (会費4,000円)

★13:30以降の講演とパネルディスカッションについては、どなたでも参加費500円(ワンドリンク代金)で入場できます。さらに当会からワンドリンク進呈しますので、参加者には2ドリンクをお楽しみいただけます。ただしカフェに入場できる人数は最大35人ですので、受け付けフォームでお申し込みください。先着順で満席になり次第、締め切らせていただきます。

講演とパネルディスカッションへの参加お申し込みはこちら